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紹介記事 Mapping the Tibetan World Mr & Mrs Sushi What's New
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チベットのことは日本人旅行者に聞け『Mapping the Tibetan World』制作裏話 「旅行人」2000年11月号
「チベットのことは日本人旅行者に聞け」という伝説を生んだほど欧米人旅行者か らも高く評価された『チベット・ノート』であるが、その英語版をつくってくれという要望は全世界から寄せられていた(という夢を編集長は見た)。 しかし、日本語を英語に訳せば英語版など簡単にできる、というほど出版業は甘くない。普通 の日本人は英語の本など買わないから、英語の本を作ったら海外で販売しなければならないのである。どうやったら海外の本屋に英語版を並べられるのか? それにどの程度売れるものなのか? こんなことは想像も見当もつかない。 それに挑んだのが、コタン・パブリシングである。コタンは金丸淳さんとギャビン・ オールライトさんの二人が設立した新しい会社で、アジアの文化を欧米に紹介するという高い志を持って創設されたその出版第一号が『チベット・ノート英語版』なのである。英語版の正式タイトルは『Mapping the Tibetan World』という。二人はアメリカで出版会社を登録し、イギリスの配本会社に交渉し、刷り上がった本を発送しと、大忙しである。 もっとも、実は刷り上がるまでも大変で、日本語を英語に訳せば簡単だと書いたが、 本当はそんな簡単なものでは全然なくて、チベット語のローマ字表記の問題に悩み、 英訳に悩み、あるいは痛風に悩んだという話である。だいたいこの本を作るまでコンピューターのレイアウト・ソフトをまったく触ったこともなくて始めたのだから(われわれもそうだったが)、涙が出るほど大変な作業だったことは容易に察しがつく。 苦労の甲斐あって、本は出来上がった。英語版をわざわざ読もうという読者は少ないと思うが、欧米人の友人でチベットに興味があるという極めて稀なケースがあったら是非推薦していただきたい。旅行中にウワサを流すというのも手である(笑)。 実物を見てみたいという方は、大手書店の洋書コーナーに並んでいることもあるので、よかったら見てみて下さい。もっと手軽に見るには、コタンのホームページを見るのが一番です。 (蔵前仁一) (旅を愛する人の月刊誌「旅行人」 2000年11月号 からの転載記事です)
日本で初めてのプロジェクトがついにその姿を現した『チベット・ノート』の英語版まもなく完成か?「旅行人」2000年1月号 現在のところ、『チベット・ノート』ほど広範囲にわたってチベット文化圏を案内 しているガイドブックは他にはないし、また地図も富永省三さんが自分で測って制作したものを収録しているので、他のガイドブックでは絶対に真似ができない。だからこそ、英語版をつくって欲しいとの声が強かったのだ。 それはわかっていても、そんなに簡単に作れるものではない。それにたとえ英語版を作ったところで、どうやって販売するのかが非常に難しい問題なのである。 そういうわけで、英語版は夢のようなものだと思っていたのだが、それを作らせて下さいという人が現れた。以前、旅行人で働いたことがある金丸淳さんが海外向けの出版社を立ち上げ、その第一弾として『チベット・ノート英語版』を出版したいと申し出てきたのだ。 もちろん旅行人としてはその申し出に異存はなかった。金丸さんと友人のギャビン・ オールライトさんが立ち上げた出版社「コタン (パブリシング)」にデータを提供したのがおよそ1年前。それから執筆者との打ち合わせや翻訳作業、そして販売ルートの確保に奔走する日々が始まったのだ。コタンはアメリカにも事務所を設立し、地図を製作し、レイアウトをし、ようやく英語版がその姿を現し始めてきたのである。 その英語版のタイトルは 「Mapping the Tibetan World」 現在のところ2000年6月頃に発売の予定(価格未定)だが、発売に先立ってコタンのホームページが立ち上がった。そこでは「ラダック・ザンスカール編」の一部を見ることができる。どのようなものに仕上がったのか興味がある方は、是非のぞいてみてほしい。 もちろんこのホームページから直接ページをダウンロードできるようにもなっている。「ラダック・ザンスカール編」全40ページのうち、サンプル版10ページを無料で取り込むことも可能だ。残りの30ページは有料だが(7ドル95セント)、日本語版チベット改訂版の出版後に入った新しい情報や訂正情報も盛り込まれているので、もっと新しい情報が欲しい人は是非ここを見てほしい。 それから残念ながら現在のところマッキントッシュではサンプル版のダウンロードは可能だが、すべてのデータを購入することはできない(今年の早い時期に改善の予定)。 今後の予定は、1月上〜中旬頃「シッキム・ブータン編」、1月末頃「ネパール編」 がアップされる。お楽しみに。 『チベット・ノート』を使って役に立ったと思う方は、できたら旅行中にさりげなく 宣伝をお願いしたい(笑)。なにしろ、日本人が作ったガイドブックが海外進出を果 たすのは日本史上初めてのことだでな。コタンの英語版プロジェクトの成功を祈る。 (蔵前仁一) (旅を愛する人の月刊誌「旅行人」 2000年1月号 からの転載記事です)
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